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しんぞう/ネオ・山月記
2021.11.15 [Mon] - 11.27 [Sta]
「ネオ・山月記」
―自分が虎になったのは自身の臆病な自尊心、尊大な羞恥心、またそれゆえに切磋琢磨をしなかった怠惰のせいであると李徴は慟哭した―「山月記」より
タイトルの「ネオ・山月記」は中島敦の「山月記」に因んでつけました。学生時代に強く影響された物語で、今回、「私はトラ子」という作品を制作したことで、ふと思い出しました。李微のように完全にトラ(発狂の比喩?)にはならなかった私も、かつては臆病な自尊心、尊大な羞恥心に悩まされた時期もありました。今では、ありのままの自分、現実を作品化することの喜びを感じています。
しんぞう/sinzow
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