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崔 石鎬展
- 積む-
2010/8/30(月)〜9/18(土)

無形を積む
 
積むという行為は、さまざまな形あるものとして残っている。古代のBaikalからモンゴルの<オボ>韓国の<ソナンダン>など信仰的な小石を積む行為。
みごとに積まれた石垣や城壁は、形として残された最たるものであろう。
また、くらしのなかで、人々は冬を過ごすために薪を積み、収穫の日には稲わらを、有機肥料と家畜の餌のために積んできた。
積むという行為には、何か人間の本質的なものを感じる。わたしの作業は、いつも有形を通じて無形を語り伝えてきた立体作品である。
今回の作品も同じで、形としては薪を積むことである。それは、冬を暖かく過ごすために、
木を一定の大きさに切って積み上げていく、田舎に行けば普通に見られる情景である。
しかしわたしにとって薪を積むことは、無形であるものを積むということと同義である。
またこの作業を通じて、いかに固有の情景としての姿、形、すなわち芸術としての表現を引き出していけるかである。
さまざまな木の枝が集まって、一本の大きな木になる。一つ一つ積む作業を通じ、
崩れることを経験する中で、愛憎、または社会に向けての憤怒を積み、自分自身に対する失望、挫折感、また、立て直すことを繰り返していく。
そこから知識を積み、人格を積み.....望むならば、無心の「愛」だけで積める日まで、私はこの作業を続けるつもりである。

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