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時松はるな / きみをわすれない

街の雑踏でふと、今この目の前にいる人たちのほとんどが、100年後にはみんないなくなるのだと気付いた。
知っている近くの人も、顔も知らない遠くの人も、今この時間を生きている人がみんないなくなる。(医療がものすごい進歩をする可能性はあるけれど。)
なくなるものと共に生きているわたし達にとってはたぶん、覚えていることが全て。忘れてしまえばそこでほんとうのおしまい。
女だろうが男だろうが動物も植物も、姿形は関係なく等しく消え失せる。寂しいような、どこか喜ばしいようなこと。
このたくさんの命はどこへいってしまうのか。そのことについてわたしは、できれば忘れたくないと思っている。


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